韓紅花の簪


しばらくすると斎藤が原田を連れてきた。



「斎藤、ちょっと出てくる。」



「分かった。」



原田はさよの手を引いて近くの河原まで歩いた。



「何かあったか?」



「私自身まだ混乱していて、おかしいって思うかもしれないけど聞いてくれますか?」




< 101 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop