韓紅花の簪



翌日。




さよは山南のことが気にかかり、屯所を訪れた。




門をくぐると屯所の中が騒がしかった。




「原田さん!何かあったのですか?」




「山南さんがいねぇんだ。江戸に行くって置手紙を残して。」




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