韓紅花の簪



例え組の総長であっても容赦なく裁かれる。



己の立場に甘えてはならないのだ。



連れ添った仲間が減る。



彼らの選んだ道の険しさを物語る。



しかし、彼らには過去を懐かしみ別れを悲しむ余裕などどこにもなかった。



ただひたすらに今を生き、未来を切り開くことだけだった。




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