韓紅花の簪




隊士になるのに特別な資格はいらなかった。





尽忠報国の志のあるものならば、誰もが受け入れられた。





戦法は、必ず敵より多い人数で臨むこと。





突然の事態にもそなえ、組が編成されていた。





その組は、1日交代の当番制で先頭を行くというものであり、京の入り組んだ町で戦うためのものだった。





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