私と君と夢物語。


 中学校に入った。1年生の私は相変わらず晴人が好き。

友達に言って連絡先を交換させてもらった。しかし、喋ることもなく月日だけが流れていった。







 中2の9月。晴人への気持ちは限りなく無くなっていた。


いきなり晴人からの連絡。それは、単純に言うと、



「付き合おう」






ということと、








「性行為をしよう」









ということだった。




付き合おう、そこまでなら、まだいい。





その後の性行為。私だって少しぐらいなら知っているつもり。


でも、いざとなるとそれは恐怖に変わる。




避妊の仕方だってよく分からない。


いつからこんなことを考えるようになったの。



唐突に言うもんだからどうしても体目当てと思ってしまう。




そんなのはいや。そのために会おうとまで言ってきた。













誰にも相談出来ずに、会う日が明日になってしまった。

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