冷めた病室とあなたがいた時間
看護師さんが知らせる時に使う
陽気な音は 段々と景色に合うようになった

それなのに また新しい子来たようだ。

嫌だ嫌だ!こっちには来ないで!

心の中でそう唱えながら
███と笑って話していた

表情とは裏腹な私の心を
貴方が覗けばなんて言うだろう


看護師さんが新しい子を連れてこっちに来る
新しい子は小学生だ。
少し話すだけで突き放してしまおうか。

それとも自ら離れていくように
仕向けるか。

でも
どちらも████に 私は実はこう思ってたと
わかりやすく説明してるようなもので

とてもじゃないけど出来ない。



偽ってでも あなたに優しいと思われたかった


嘘まみれの時間。
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