夢原夫婦のヒミツ
妻の懸命なラブモーション
土曜日の昼下がり。
今日は蘭と佐介が遊びに来ていた。
お土産に買ってきてくれたフルーツたっぷりタルトをお皿に乗せ、それぞれご希望の紅茶と珈琲を淹れてリビングに戻ると、ふたりは興味深そうに部屋の中を見ていた。
「もう、あまり見ないで」
見られてマズイものはないけど、なんか友達に大和さんと暮らしている部屋を見られるのは、ちょっと恥ずかしい。
ダイニングテーブルにタルトと紅茶や珈琲を並べると、ふたりはこちらにやって来た。
「いやー、新婚家庭の部屋ってどんな感じなのかなーって気になって。愛実の趣味全開の可愛い感じにしたのね」
「……うん」
部屋の物を揃える際、大和さんは私の好きにしていいと言ってくれた。もちろんふたりで一緒に選んだけど、絶対私の趣味に合わせてくれたよね。
「綺麗にしてるじゃん」
私が淹れた珈琲を飲みながら、佐介はしみじみ部屋を見回して言う。
今日は蘭と佐介が遊びに来ていた。
お土産に買ってきてくれたフルーツたっぷりタルトをお皿に乗せ、それぞれご希望の紅茶と珈琲を淹れてリビングに戻ると、ふたりは興味深そうに部屋の中を見ていた。
「もう、あまり見ないで」
見られてマズイものはないけど、なんか友達に大和さんと暮らしている部屋を見られるのは、ちょっと恥ずかしい。
ダイニングテーブルにタルトと紅茶や珈琲を並べると、ふたりはこちらにやって来た。
「いやー、新婚家庭の部屋ってどんな感じなのかなーって気になって。愛実の趣味全開の可愛い感じにしたのね」
「……うん」
部屋の物を揃える際、大和さんは私の好きにしていいと言ってくれた。もちろんふたりで一緒に選んだけど、絶対私の趣味に合わせてくれたよね。
「綺麗にしてるじゃん」
私が淹れた珈琲を飲みながら、佐介はしみじみ部屋を見回して言う。