夢原夫婦のヒミツ
そういえば蘭、佐介のことは誘ったのかな。
いつも三人で会うことがほとんど。だから普通に【佐介には連絡した? 私、まだ休憩時間あるし聞いておこうか?】と聞くと、またすぐに返信がきた。
【ううん、今日はふたりで会いたいの。だから絶対に佐介は誘わないで】
「絶対って……どうして?」
だけどすぐに、お願いのポーズをしたキャラクターのスタンプが送られてきて、聞けそうにない雰囲気だ。
これは直接会った時に聞いた方がいいよね。
わかったよと返信をして待ち合わせ場所を決め、午後の勤務に戻った。
一日の勤務を終え、少しだけ残業をして職場を後にし向かった先は駅近くになるパスタ専門店。
常時五十種類のパスタが食べられて、その他に季節ごとにも限定メニューがあり、常に満席状態の人気店だ。
「愛実―、こっちこっち!」
先に着いていた蘭が入店してくれていて、店内に入ると彼女は私の名前を呼び手招きする。
「ごめん、蘭。遅くなっちゃって」
約束の時間より遅れてしまい、申し訳なくなる。
いつも三人で会うことがほとんど。だから普通に【佐介には連絡した? 私、まだ休憩時間あるし聞いておこうか?】と聞くと、またすぐに返信がきた。
【ううん、今日はふたりで会いたいの。だから絶対に佐介は誘わないで】
「絶対って……どうして?」
だけどすぐに、お願いのポーズをしたキャラクターのスタンプが送られてきて、聞けそうにない雰囲気だ。
これは直接会った時に聞いた方がいいよね。
わかったよと返信をして待ち合わせ場所を決め、午後の勤務に戻った。
一日の勤務を終え、少しだけ残業をして職場を後にし向かった先は駅近くになるパスタ専門店。
常時五十種類のパスタが食べられて、その他に季節ごとにも限定メニューがあり、常に満席状態の人気店だ。
「愛実―、こっちこっち!」
先に着いていた蘭が入店してくれていて、店内に入ると彼女は私の名前を呼び手招きする。
「ごめん、蘭。遅くなっちゃって」
約束の時間より遅れてしまい、申し訳なくなる。