夢原夫婦のヒミツ
私の家が土砂災害に巻き込まれた時も、こんな風に連日大雨が降り続けていた。
今回と同じ状況だ。場所は離れているけれど、要請があれば大和さんは現地に向かうことになる。
昨夜、すぐに行けるようにと大和さんは準備をしていた。
その姿を見て出掛けるのは別の日にしようと提案しても「大丈夫」と言われて、出掛けることになったんだけど……本当に大丈夫なのかな?
私がリビングに来たことにも気づかないほど、気になって仕方ないんだよね?
「あの、大和さん」
声を掛けると大和さんはハッとし、テレビを消して立ち上がった。
「準備終わった?」
「あ、はい」
そう言うと大和さんは「じゃあ行こうか」と言いながら、玄関へと向かっていく。
後をついていきながらやっぱり心配になり、靴を履く前に訪ねた。
「大和さん、あの本当に今日出かけて大丈夫ですか?」
私の声に彼は振り返り、安心させるように笑った。
今回と同じ状況だ。場所は離れているけれど、要請があれば大和さんは現地に向かうことになる。
昨夜、すぐに行けるようにと大和さんは準備をしていた。
その姿を見て出掛けるのは別の日にしようと提案しても「大丈夫」と言われて、出掛けることになったんだけど……本当に大丈夫なのかな?
私がリビングに来たことにも気づかないほど、気になって仕方ないんだよね?
「あの、大和さん」
声を掛けると大和さんはハッとし、テレビを消して立ち上がった。
「準備終わった?」
「あ、はい」
そう言うと大和さんは「じゃあ行こうか」と言いながら、玄関へと向かっていく。
後をついていきながらやっぱり心配になり、靴を履く前に訪ねた。
「大和さん、あの本当に今日出かけて大丈夫ですか?」
私の声に彼は振り返り、安心させるように笑った。