失翼の天使―wing lost the angel―
宮本先生が居たら、違う選択があったのかも知れないと考えると、キャパオーバーからの自己嫌悪に陥る。
「う゛ー……」
「「「『…………?』」」」
「泣いて良いわよ」
「う゛ー……っ……」
「「「『そんなキャラ!!?』」」」
周りに驚かれるのも無理はない。
元の私はこんな人間だ。
姉の言葉に顔を上げ、甘えて口を尖らせて、唸りながら涙を溢す。
「あーあぁ;;」
ティッシュで私の涙を拭う賴真。
腕をバシバシ叩き、八つ当たり。
「あーも、泣き止めよ;;」
肩を抱かれるも振り払わず、泣き止めと言われても止まらない涙をそのままに睨み付ける。
「大丈夫だ!大丈夫!;;」
何の根拠もない慰めと、自覚してるのか苦笑いの賴真。
「お腹空いたぁー……っ……」
「ん。食べような?何か食べような!;;」
起きた時に食べたのは、今日に限ってトースト1枚。
疲れたりした時のストレス発散の涙は、お腹も空かせる。
お腹を満たし、少し休めば心も元に戻る。
失恋とは違う。
ガッツリ食べて、いつもの私に戻らないと。
「好きなの奢るからな?;;」
じゃないと賴真が可哀想だ。
「う゛ー……」
「「「『…………?』」」」
「泣いて良いわよ」
「う゛ー……っ……」
「「「『そんなキャラ!!?』」」」
周りに驚かれるのも無理はない。
元の私はこんな人間だ。
姉の言葉に顔を上げ、甘えて口を尖らせて、唸りながら涙を溢す。
「あーあぁ;;」
ティッシュで私の涙を拭う賴真。
腕をバシバシ叩き、八つ当たり。
「あーも、泣き止めよ;;」
肩を抱かれるも振り払わず、泣き止めと言われても止まらない涙をそのままに睨み付ける。
「大丈夫だ!大丈夫!;;」
何の根拠もない慰めと、自覚してるのか苦笑いの賴真。
「お腹空いたぁー……っ……」
「ん。食べような?何か食べような!;;」
起きた時に食べたのは、今日に限ってトースト1枚。
疲れたりした時のストレス発散の涙は、お腹も空かせる。
お腹を満たし、少し休めば心も元に戻る。
失恋とは違う。
ガッツリ食べて、いつもの私に戻らないと。
「好きなの奢るからな?;;」
じゃないと賴真が可哀想だ。