失翼の天使―wing lost the angel―
「大丈夫ですよぉ!私、童顔なんで!」
「……あ?」
「何でもないです……;;」
「そうだろうな」
「さ、何を食べようかな……」
賴真を無視して券売機と向き合い、IC機能の付いた名札をセンサーに近付ける。
ガッツリと炒飯と豚骨ラーメンのセットを選んでカウンターに出し、端の6人席へと行く。
「優海ちゃん、眠たいんじゃなかった?入るの?」
「アレ見たら目も覚めますよ」
「呆れ?」
「いいえ。惚れ惚れですよ?」
「嘘だろ!!?」
…嘘に決まってるじゃん!;;
そりゃあ私を想ってくれるとわかるし、嫌ってわけでもないけど、自身の周りからの見方が変わるってわかってるのかと……。
院長の息子とわかってての行動かとは思ってしまう。
私のせいで、評価を下げたくもない。
「む、武藤!今から行くから隣止めろ!!」
「……反対から座れば良いんじゃ……;;」
「ごめん。座って良いよ?;;」
…簡単な事ほどわからなくなるアホでごめんね;;
「……武藤……」
「こっち」
「お、そっち行く!」
「「「…………;;」」」
彼氏じゃなく、これは子供だね;;
「……あ?」
「何でもないです……;;」
「そうだろうな」
「さ、何を食べようかな……」
賴真を無視して券売機と向き合い、IC機能の付いた名札をセンサーに近付ける。
ガッツリと炒飯と豚骨ラーメンのセットを選んでカウンターに出し、端の6人席へと行く。
「優海ちゃん、眠たいんじゃなかった?入るの?」
「アレ見たら目も覚めますよ」
「呆れ?」
「いいえ。惚れ惚れですよ?」
「嘘だろ!!?」
…嘘に決まってるじゃん!;;
そりゃあ私を想ってくれるとわかるし、嫌ってわけでもないけど、自身の周りからの見方が変わるってわかってるのかと……。
院長の息子とわかってての行動かとは思ってしまう。
私のせいで、評価を下げたくもない。
「む、武藤!今から行くから隣止めろ!!」
「……反対から座れば良いんじゃ……;;」
「ごめん。座って良いよ?;;」
…簡単な事ほどわからなくなるアホでごめんね;;
「……武藤……」
「こっち」
「お、そっち行く!」
「「「…………;;」」」
彼氏じゃなく、これは子供だね;;