失翼の天使―wing lost the angel―
「付き合いませんよ;;女として見てないのに」
「私もそう聞いてたので、出動の時に主任が行かれるんだと諦めてました……」
「俺らも聞いたよな?;;」
「はい;;個人病院だし、だから先生方だけでなく主任にも従うべきかと;;それにしては赤嶺師長からは何も言われないので、妙だったんですけど;;」
「当たり前です。私はナースですよ?副島先生が現場経験数日でも、ナースはドクターの指示の下でしか動けません!だいたい指導医や上級医の許可がいるのは、医療従事者なら知ってて当然じゃないですか」
「……主任は知らなかったという事ですか?;;」
…知ってただろうね。
鷺沼先生の隣へと座り、副島君の先程の診察に対するレポートを確認。
指導医である兄への提出前に確認し、間違いや偽りがないかチェックして判を押す。
「先生……?」
「ん?」
「私……ここへ来て良かったのでしょうか」
「俺は来てくれて良かったと思うよ」
「俺もです!!」
「俺も!優しくて、優海先生の指導好きです!」
「そう。ありがとう。……ありがとうございます」
松枝君と副島君。
そして、鷺沼先生に頭を下げる。
「私もそう聞いてたので、出動の時に主任が行かれるんだと諦めてました……」
「俺らも聞いたよな?;;」
「はい;;個人病院だし、だから先生方だけでなく主任にも従うべきかと;;それにしては赤嶺師長からは何も言われないので、妙だったんですけど;;」
「当たり前です。私はナースですよ?副島先生が現場経験数日でも、ナースはドクターの指示の下でしか動けません!だいたい指導医や上級医の許可がいるのは、医療従事者なら知ってて当然じゃないですか」
「……主任は知らなかったという事ですか?;;」
…知ってただろうね。
鷺沼先生の隣へと座り、副島君の先程の診察に対するレポートを確認。
指導医である兄への提出前に確認し、間違いや偽りがないかチェックして判を押す。
「先生……?」
「ん?」
「私……ここへ来て良かったのでしょうか」
「俺は来てくれて良かったと思うよ」
「俺もです!!」
「俺も!優しくて、優海先生の指導好きです!」
「そう。ありがとう。……ありがとうございます」
松枝君と副島君。
そして、鷺沼先生に頭を下げる。