失翼の天使―wing lost the angel―
「だからですかね、だからまだ清らかな気持ちで居ますよね」



「突き破りてー」



「「――…っ!!」」



「先生っ!」



「ごめん!;;今のはセクハラだよな!?;;」



「そうですよ!;;」



ぶっちゃけたのは私でも、言ってはいけない一言をぶっ込まれてしまった。

顔に熱を帯び、頬に手を宛がい隠してると、姉が戻って来て、「楽しそうね?」と、声を掛けて来た。



「レスだったりします?」



「全然。でも、月に2回にして欲しいわ」



何を話してたか説明した副島君の質問に、躊躇わずに淡々と答える姉。

一回り以上も。

年の差のある妹よりも更に下の子に、何を言ってるの;;

しかも姉と義兄の営みについて聞きたくないんですが;;



「良いなぁ。俺、就職してからご無沙汰ですよ」



「俺もです。国家試験の時ですら、後輩捕まえヤったのになー」



…とんだゲス野郎だ;;

副島君をまともに評価が出来なくなりそう。



「友田さん最近ヤってます?」



「昨日、帰ってから女呼びましたけど」



…コラコラコラ;;

友田君を巻き込むんじゃないよ;;

しかも普通に参加するんじゃないよ;;
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