人気モデルと同居love♡
▫
◇
▫
「いってらっしゃい」
星弥と離れるなんて寂しい。
同居するまでは、喋らない日だってあったから、こんなこと思わなかったのに。
やっぱり、わたし、ダメだ。
日に日に、星弥のこと好きになってる気がする。
靴を履いた星弥は、重たそうに荷物を担ぐ。
「しばらく家戻れそうにねーけど、ごめんな?」
「うん、大丈夫。」
また、すぐに東京行くし!
そりゃ、寂しいけど。
星弥も頑張るんだし、そんなこと言えないや。
そう思って、星弥を見ると、思い出したように真剣な顔だった。
「星弥?」
「美優。小坂の誘いとか……乗るなよ?」
え?
誘い?