人気モデルと同居love♡





「いってらっしゃい」


星弥と離れるなんて寂しい。


同居するまでは、喋らない日だってあったから、こんなこと思わなかったのに。


やっぱり、わたし、ダメだ。

日に日に、星弥のこと好きになってる気がする。


靴を履いた星弥は、重たそうに荷物を担ぐ。



「しばらく家戻れそうにねーけど、ごめんな?」

「うん、大丈夫。」

また、すぐに東京行くし!


そりゃ、寂しいけど。

星弥も頑張るんだし、そんなこと言えないや。


そう思って、星弥を見ると、思い出したように真剣な顔だった。


「星弥?」


「美優。小坂の誘いとか……乗るなよ?」

え?

誘い?

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