人気モデルと同居love♡
「なぁ、ベランダで食べたいんだけど。」


「ベランダ?いいよ。」

何でだろ?

まあ、いいや。

気持ち良さそうだし~。


出来上がったクッキーを持って、ベランダへ向かった。


そこには、もう星弥がいて、わたしを待ってた。

もう来てたんだ。

声を掛けようとしたけど、出来なかった。


だって、星弥が様子が変だったから。


遠くに見える山を眺めて、切なそうな顔をしてる。


何か抱え込んでいるような、そんな顔だった。


どうしたんだろう?


「星弥?出来たよ」

そう言うと、星弥は、はっと我に返って笑顔を見せた。


「お!うまそう!」


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