序列ゲーム
もう息絶えているのにそれでも刺さっていく。
レオンだった体はもうわからなくなっていた。
杭が無数に刺さり、肉塊となっていたからだ。
「…かませ犬」俺は呟いた。
これは俺らに目に物を見せたのだ。
「この序列ゲーム…本当にやばいな」
カズマが苦笑いして言った。
腕が震えているのを俺は見て見ぬふりをした。
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