社内溺甘コンプレックス ~俺様社長に拾われました~
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社長はもともとかっこいいけれど、真昼の太陽の下で見るとその容姿はいっそう際立った。
日差しを受けた社長は、彼自身が太陽であるかのように周囲の視線を集め、通りすがる女性たちをノックアウトしていく。
「な……なんて恐ろしい……」
おしゃれな建物やブランドの旗艦店が立ち並び、見た目に気を使ったきれいな人たちが行き交う通りをさっそうと歩いて行く長身の後ろ姿を眺める。
すれ違う人は必ず社長を振り返るし、中には彼を追いかけて話しかけようとする人までいる。そういう女性たちを「急いでるので」とあしらいながら、社長は一瞬も立ち止まることなく通りをずんずん進んでいく。