君が夢から覚めるまで
13.触発
頭がガンガンする…。
どうやら昨日の合格祝いでお酒を飲んだようだ。
当然だが、朝目覚めたら香帆は居なかった。
電話したら留守電になった。
昨日のお礼をメールした。
香帆は亮が送って行ったと聞き、お礼がてら亮にも電話する。
「香帆ちゃん送ってくれてありがと」
『あ、ああ。お前、未成年のくせして酒飲むなよ。彼女送ってくのは彼氏の役目だろうが』
「うん、ごめん。反省中…。香帆ちゃんの家まで送ってったの?」
『?』
「今、電話しても出なかったから無事に帰れたかなぁって」
『あ〜大学かバイトじゃね?ちゃんと家の真ん前まで送ったから大丈夫だって』
家の真ん前…彼氏の自分ですら香帆の家を知らないのに、先に亮が知ったことに複雑な気分になる。
せめて、一緒について行けば良かったと後悔した。
全ては間違ってお酒を飲んでしまった自分が悪いのだが…。
どうやら昨日の合格祝いでお酒を飲んだようだ。
当然だが、朝目覚めたら香帆は居なかった。
電話したら留守電になった。
昨日のお礼をメールした。
香帆は亮が送って行ったと聞き、お礼がてら亮にも電話する。
「香帆ちゃん送ってくれてありがと」
『あ、ああ。お前、未成年のくせして酒飲むなよ。彼女送ってくのは彼氏の役目だろうが』
「うん、ごめん。反省中…。香帆ちゃんの家まで送ってったの?」
『?』
「今、電話しても出なかったから無事に帰れたかなぁって」
『あ〜大学かバイトじゃね?ちゃんと家の真ん前まで送ったから大丈夫だって』
家の真ん前…彼氏の自分ですら香帆の家を知らないのに、先に亮が知ったことに複雑な気分になる。
せめて、一緒について行けば良かったと後悔した。
全ては間違ってお酒を飲んでしまった自分が悪いのだが…。