君が夢から覚めるまで
22.ヘアクリップ
「先輩、携帯変えたんですか?それ最新機種ですよね」
和馬の携帯を見てすかさず怜はチェック入れて来た。
「あ、ああ。前のやつ壊れちゃったからさ」
「へぇ〜俺も新しいの欲しいな〜」
「変えれば?お前、バイト始めたんだろ?」
「あ、あれは…」
怜はナイショ話をするように、そっと和馬の耳元に口を寄せた。
「バイトはホテル代稼ぐ為です」
クククッと怜は嬉しそうに笑ったが、和馬は腹わたが煮えくり返るような思いだった。
「本当は毎日でも会いたいんだけど、香帆ちゃんもバイトあるし、週に一回か二回が限界なんです。でもそん時は思いっきり…」
「もういい」
香帆との情事話しなんて聞きたくない。
「俺の前で惚気話しするな」
「あ、すみません…。もしかして、涼葉ちゃんと上手く行ってないんですか?」
「涼葉は関係ない」
「そうですか…」
怜はそれ以上香帆の話はしてこなくなった。
怜は可愛い後輩だ。
だけど、どうしても香帆とのことは認められなかった。
和馬の携帯を見てすかさず怜はチェック入れて来た。
「あ、ああ。前のやつ壊れちゃったからさ」
「へぇ〜俺も新しいの欲しいな〜」
「変えれば?お前、バイト始めたんだろ?」
「あ、あれは…」
怜はナイショ話をするように、そっと和馬の耳元に口を寄せた。
「バイトはホテル代稼ぐ為です」
クククッと怜は嬉しそうに笑ったが、和馬は腹わたが煮えくり返るような思いだった。
「本当は毎日でも会いたいんだけど、香帆ちゃんもバイトあるし、週に一回か二回が限界なんです。でもそん時は思いっきり…」
「もういい」
香帆との情事話しなんて聞きたくない。
「俺の前で惚気話しするな」
「あ、すみません…。もしかして、涼葉ちゃんと上手く行ってないんですか?」
「涼葉は関係ない」
「そうですか…」
怜はそれ以上香帆の話はしてこなくなった。
怜は可愛い後輩だ。
だけど、どうしても香帆とのことは認められなかった。