自己流恋愛組曲





「いやさぁー、俺の栃木にいるじいちゃんが

危篤だって言われてすぐ栃木帰ってさあ~

その状態が2週間くらい続いてさ~

じいちゃんマジしっぶといよねぇ~☆」




安西がヘラヘラと笑った。







「マジで?つかあとの2週間は??」

中川がメロンパンを強く握り締めて
安西の方に身を乗り出した。

「あと~??あー、じいちゃん一回よくなったんだけど~

またスグ危篤になったらヤバイから様子見~」



「大変だったね~安西のおじいちゃん」


「うん~、マジ危なかったよ~」



「でもこっちも大変なのよー」



「えー??何でー??」








「香奈が今にもアンタに殴りかかりそうで~」




コイツ、




マジ殴りたいんですけどいいですか?



「ギャーーー!!ちょ、香奈チャンストップ!!


ストップー!!ストップー!!」


「ツケメンの真似してんじゃねえよ!!

こっちがどんだけ・・・!!!」




どんだけ

私が、


「心配したと思っ・・・て・・・ッッ!!」




「あー・・・参ったな・・・泣かないでよ~」






ホントに死んだかと思った







もう、  会えないのかと思ったんだよ??














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