年下御曹司の、甘い提案が聞きたくて。
二泊三日の旅行を終えて家に帰ると、母が「お帰り」と言って迎えてくれた。
「ただいま。仕事もう終わったの?」
お土産…と言いながらお酒やお菓子の入った袋を手渡す。
「そうよ。今日は少し早く上がらせて貰ったの」
元旦からカメラ屋さんのパートをしていた母は、受け取った袋を上から眺め、「こんなに沢山!?」と驚いた。
「彼がマム達に…と言ってくれたの。年始から休みなく働いてお疲れだろうから…って」
夕飯も駅弁を買ってきたよ…と見せ、今夜は楽をしてね、と笑った。
「そりゃありがとうだけど、望美…」
顔を引き締め、難しい表情で名前を呼ぶ母。
私が目線を投げると小さな溜息をこぼし、輝とのことを訊き始めた。
「あなた達、これからどうするつもりなの?こんな形で三年も付き合って、今後もこんな風にずっと自由な形で恋愛していくつもりなの?」
それもまあいいのかもしれないけど、きちんとした所に収まって欲しい…と本音を漏らす母。
そう言われると私は急に肩身が狭くなり、シュン…としながら、(だよね…)と思った。
「ただいま。仕事もう終わったの?」
お土産…と言いながらお酒やお菓子の入った袋を手渡す。
「そうよ。今日は少し早く上がらせて貰ったの」
元旦からカメラ屋さんのパートをしていた母は、受け取った袋を上から眺め、「こんなに沢山!?」と驚いた。
「彼がマム達に…と言ってくれたの。年始から休みなく働いてお疲れだろうから…って」
夕飯も駅弁を買ってきたよ…と見せ、今夜は楽をしてね、と笑った。
「そりゃありがとうだけど、望美…」
顔を引き締め、難しい表情で名前を呼ぶ母。
私が目線を投げると小さな溜息をこぼし、輝とのことを訊き始めた。
「あなた達、これからどうするつもりなの?こんな形で三年も付き合って、今後もこんな風にずっと自由な形で恋愛していくつもりなの?」
それもまあいいのかもしれないけど、きちんとした所に収まって欲しい…と本音を漏らす母。
そう言われると私は急に肩身が狭くなり、シュン…としながら、(だよね…)と思った。