年下御曹司の、甘い提案が聞きたくて。
「そんな風に強がらなくてもいいんですよ。私がこれからご提示する条件は、お宅の家計状況も踏まえての話なんですから」


ギクリと一瞬で凍り付くような言葉。

私は相手の顔を見たまま顔を強張らせ、ほくそ笑む様子を見つめたたまま、暫く声も出せずに呆然とした__。


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