年下御曹司の、甘い提案が聞きたくて。
それだけでは輝の側に居られないの!?と思いだし、ぎゅっと唇を噛んだ。


(私はこれまでと同じく、ずっと彼の側に居られると思ってたのに……)


何もかも変わらずに居れることなんてないんだとこの数日間で思い知った。

恋人も家族も形を変えていくかもしれない中、自分だけが一人ポツンと置いてけぼりを食らっていくように感じて、焦った……。



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