ただの高校生の秘め事なんて
脳内お花畑のまま、学活を迎えたので、
友達全然作れてない…
当然、去年何組だった〜?
なんて他愛のない話もしていないし、
隣の席の人の名前も顔も知らない。
担任の先生が来てしまったので、
話しかけるわけにもいかない。
ああ…例年通りのパターンだ…
これで怖い人だと思われて3月ごろに、
ああ、紗矢香ちゃんって面白い人だったんだね!って言われるやつだ…
あーあ……
「ぇ…ねえ!湊さん!呼ばれてるよ?」
前の席の女の子の声で
我に帰った時には遅かった。周りを見回すと、
みんなの顔がこっちを向いていた。
やっちゃった…
「な、何ですか…?」
一瞬の沈黙。
気づくとみんな笑い転げていた。
教卓の方を見ると、
担任の赤坂先生も笑っていた。
「湊さん、どこまで聞いてた??」
いや…何も聞いてませんでした…
友達全然作れてない…
当然、去年何組だった〜?
なんて他愛のない話もしていないし、
隣の席の人の名前も顔も知らない。
担任の先生が来てしまったので、
話しかけるわけにもいかない。
ああ…例年通りのパターンだ…
これで怖い人だと思われて3月ごろに、
ああ、紗矢香ちゃんって面白い人だったんだね!って言われるやつだ…
あーあ……
「ぇ…ねえ!湊さん!呼ばれてるよ?」
前の席の女の子の声で
我に帰った時には遅かった。周りを見回すと、
みんなの顔がこっちを向いていた。
やっちゃった…
「な、何ですか…?」
一瞬の沈黙。
気づくとみんな笑い転げていた。
教卓の方を見ると、
担任の赤坂先生も笑っていた。
「湊さん、どこまで聞いてた??」
いや…何も聞いてませんでした…