あのこが終わるまで
君はまだこの世界にいるのかな、だとしたらもう一度だけ君に会いたい────
もう、家に帰りたくないな、何もかも捨てて自由になれたらいいのに…まだ蝉の声がする、秋もそろそろ近いのに暑さは引かない。いつもと代わり映えのない学校、パタパタとうわ靴の音が誰もいない廊下に響く。立ち入り禁止の看板が古びて何が書いてあるのかもわからない屋上へいった。
またいつもの景色──── そう思っていた、
「君は誰。」
光が差し色が透けて綺麗な髪の毛がなびいた。見た事のない制服の男の子。
「君こそ誰?この学校の生徒じゃないでしょ?」
君は少し微笑んで、
「僕はユウ、ちょっと冒険してみない?」
何言ってんだこいつ頭おかしいんじゃない?!
「ユウ」
無意識に呼んでしまった、
「ねぇ君の名前聞いてない。」
「わ、私はナル」
何初対面の人に名前喋ってんの?!私のばか!
「ナル…いい名前だね。」
続く…
もう、家に帰りたくないな、何もかも捨てて自由になれたらいいのに…まだ蝉の声がする、秋もそろそろ近いのに暑さは引かない。いつもと代わり映えのない学校、パタパタとうわ靴の音が誰もいない廊下に響く。立ち入り禁止の看板が古びて何が書いてあるのかもわからない屋上へいった。
またいつもの景色──── そう思っていた、
「君は誰。」
光が差し色が透けて綺麗な髪の毛がなびいた。見た事のない制服の男の子。
「君こそ誰?この学校の生徒じゃないでしょ?」
君は少し微笑んで、
「僕はユウ、ちょっと冒険してみない?」
何言ってんだこいつ頭おかしいんじゃない?!
「ユウ」
無意識に呼んでしまった、
「ねぇ君の名前聞いてない。」
「わ、私はナル」
何初対面の人に名前喋ってんの?!私のばか!
「ナル…いい名前だね。」
続く…