3秒後、きみと恋がはじまる。
ていうか。茜くんがあんなに勉強を頑張ってるんだから、私も何か頑張りたいなあ……。
でも、何をすれば…。
「クラスから1人ずつ文化祭実行委員を出さなきゃいけないんだけど、誰かやってくれる人いないか?」
朝のホームルーム。
担任の先生の言葉に、これだ!と手を挙げた。
「おお、三好、やってくれるか」
「はい!」
「ちょっと不安だけどまあ、大丈夫だろう。
他にいなければ三好に頼むぞ」
他に手をあげる人もいなかったので、私が実行委員になった。
よーし!頑張るぞ!
「桃、どうしたの?実行委員なんて」
「茜くんが頑張ってるから、私も何かしようと思って」
文化祭実行委員になって、大活躍して。
そしたら茜くん、私のこと見直してくれるかな。
「やるじゃん、桃」なんて言われたらどうしよう!想像しただけで嬉しい…!