3秒後、きみと恋がはじまる。
『早く月曜日になって茜くんに会いたい!』
そんなメッセージを送って、スマホを閉じた。
まあ、返信はどうせ来ないからね!
明日は、ユリとスミレと午前中に買い物をしてから、午後はカラオケに行く予定だから、早く寝よう。
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「やっばい、遅刻する!」
日曜日。出発ギリギリの時間に目を覚まして、慌ててバタバタと支度を始める。
お気に入りの花柄のタイトミニスカートを履いて、ミルクティー色の髪をふわふわに巻くと、一気にテンションが上がった。
ユリとスミレに『今から向かうね!』とメッセージを送れば、
『私も!』『おっけー!』とふたりから返信が返ってくる。
よかった、間に合いそう!
ちょうどホームに到着したばかりの電車に飛び乗って、待ち合わせの駅に向かった。