先生。大好きでした。
ひなside

『ひなちゃん!』

そう言われて抱き付かれる。好きな人にこれをされるのって幸せなのかも。

『覚えてる？合宿の罰ゲーム。』

『勿論...黒歴史です。』

カードゲームで最下位になった私は罰ゲームで携帯やカメラでとられながら、

先生との抱き合うシーンを撮られた。

その時にはもう私は先生の事が好きだったから嫌がるフリしたけど、

内心滅茶苦茶焦って慌てた。恥ずかしいのに嬉しくてびっくりした。

以外と言葉も見つからないし。

まぁ、そんなのは過去の話。

それから先生と二時間位、話をした。

結構いい時間になって来たし先生ともお別れしようって気持ちの整理も付いてきた。

『あ、あの、先生、そろそろ帰りたいんですけど...』

『ん？あら、そうね。もうこんな時間。送るわ。車まで付いて来て。あ、カバン持ってくる。』

『あ、はい。待ってます。』

もう。ここの時点で逃げれば良かった。今でも後悔してもしきれない。
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