涙の記憶
第3章

〜柊真君〜

鳥の囀りで目が覚める。

眠い目を擦り携帯を除く

7.45分

「うわぁ!やばい!寝坊した!」

梨花は慌てて制服を着て玄関を飛び出した

しばらく学校まで走っていると

「おぉ!お前も寝坊か!」

遥輝がボサボサの髪の毛を直しながら話しかけてきた。

「もう!うるさいなぁ!遥輝もでしょ!」

「昨日夜中まで柊真とゲームしててさ」

そう言って笑う遥輝

「はぁはぁ、あたしもう無理先行って」

梨花は走るのをやめて歩いた。

すると

「何言ってんだよ、ほら手貸せ!」

突然手を引っ張られ学校まで走る

後5分でHRが始まるくらいに教室に入る

「梨花〜!大丈夫!?危なかったね」

真希が心配そうに見つめる

「大丈夫!ありがとう」

梨花は真希に軽く手を振り笑った

その時遥輝が突然口を開く

「今日さお前ら2人暇だったら中央公園来いよ!俺と柊真いるからさ!」

「わぁ、楽しそう梨花行こうよ!」

真希は久しぶりに遥輝と遊べることが嬉しいようで
行こうと梨花に言った

「まぁいいよ」

梨花は断る理由もなくOKした。

そして放課後

「梨花行こうか!」

真希がカバンを持ちながら言った

その時

「ピロン」

「柊真」

柊真から電話がきた

「わ!電話きた!どーしよ!」

「落ち着いて!とりあえず出なよ!」

慌てる梨花を真希はなだめた

「もしもし?」

「柊真君どうしたの?」

「...今日来るの?」

「え、うん。」

そう言うと向こうから遥輝の声が聞こえてきた

「梨花!早く来てやれよー!柊真待ってるぞ!」

それを聞いて梨花の顔は赤くなった

「遥輝!テメェ何言ってんだよ!」

向こうで笑い声が聞こえた。

一旦電話を切り真希と中央公園に向かった
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