涙の記憶
第4章

〜公園〜

公園につくと遠くの方から声が聞こえた

「おーい!梨花!真希!」

声の方を見ると遥輝が手を振っていた

近づいてみると。

「ほら、柊真こいつが梨花だよ!」

遥輝の隣の男の子に目を向ける

身長が遥輝よりも高く、髪の毛が刈り上がっている

ズボンはペンキが沢山付いていた

「初めまして、梨花です」

軽く頭を下げる

「こんにちは、柊真です」

柊真君は少し笑った顔で言った。

その時

「真希!ジュース買いに行こうぜ!」

遥輝が真希に言った

「え?じゃあ梨花も行こうよ!」

「梨花は柊真と話しとけ!じゃあな!」

そう言って2人はお店に歩いていった

残された柊真と梨花は気まずそうに立っていた

「柊真君ってなんの仕事してるの?」

先に口を開いたのは梨花だった

「職人だよ、塗装」

柊真はそう言うとポケットから煙草を取り出した



< 4 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop