同期に恋して 〜ずっと片思い〜
「どこまで行くの?」
高速に乗った涼真に私は驚いて、窓の外を見た。
「んー?適当に」
「適当って……」
あきれたように言って、私は初めて見る涼真の運転姿を見た。
「なんだよ?」
見られていることに気づいたようで、少しぶっきらぼうにいった涼真にクスリと笑いが漏れる。
「いや、運転できたんだなって」
「できるよ。惚れ直す?」
「何言ってるのよ。バカ」
何の会話よ……。
やり取りが練習にでもなっているようで、私は顔がカッ熱くなって涼真から視線を外した。
「ちな、ちな、ほら見えてきた。寒いけどあそこの水族館のイルカショーのイルミネーションめっちゃきれいらしい」
「うそー、行きたかった」
行きたかったが、一度もいったことのないその場所に私は素直に声を上げた。
冬だというのに、土曜日の水族館はカップルや親子連れでにぎわっていた。
私が着替えに行ったこともあり、お昼も過ぎていた私たちは、とりあえず何かを食べようという事になった。
高速に乗った涼真に私は驚いて、窓の外を見た。
「んー?適当に」
「適当って……」
あきれたように言って、私は初めて見る涼真の運転姿を見た。
「なんだよ?」
見られていることに気づいたようで、少しぶっきらぼうにいった涼真にクスリと笑いが漏れる。
「いや、運転できたんだなって」
「できるよ。惚れ直す?」
「何言ってるのよ。バカ」
何の会話よ……。
やり取りが練習にでもなっているようで、私は顔がカッ熱くなって涼真から視線を外した。
「ちな、ちな、ほら見えてきた。寒いけどあそこの水族館のイルカショーのイルミネーションめっちゃきれいらしい」
「うそー、行きたかった」
行きたかったが、一度もいったことのないその場所に私は素直に声を上げた。
冬だというのに、土曜日の水族館はカップルや親子連れでにぎわっていた。
私が着替えに行ったこともあり、お昼も過ぎていた私たちは、とりあえず何かを食べようという事になった。