同期に恋して 〜ずっと片思い〜
「ちな、あれみてみろよ!好きだろ?」
涼真の指をさした先には、かわいらしいハートのクッキーが乗ったホットチョコレートの写真だった。

うわー可愛い!

いつも会社では、年齢も高いことからあまりはしゃぐことなく、クールにしているが本当の私は可愛いものが大好きだ。

さすがというか、長い付き合いの涼真にはバレてしまっているようで少し恥ずかしくなるが、今更隠しても仕方ないだろうと、開き直る。

「うん、可愛いし、甘いのも好き」
素直に言うと、涼真は私の手を取ると走り出した。
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