同期に恋して 〜ずっと片思い〜
気まずい空気をどうにかすることができず、私はお酒と料理を無言で食べ勧めていた。

だんだんと、お酒も入りお腹も膨れてきたこともあり、私はチラリと涼真をみた。

「ねえ?どうしてこないだの社食で無視したのに、こうやって誘うの?」

いつまで前の事を気にしているんだと思われそうだが、あの時の事がひっかかっていて、お酒の力もかりて私は涼真に尋ねた。

「別に無視なんてしてないだろ」
いい捨てるようにいった涼真に苛立ちが募る。

「したよ!」
涼真の言葉についむきになってしまい、私は慌ててビールで濃厚なエビクリームパスタを流し込んだ。

どうして最近すぐこうなってしまうのだろう?


「お前は水田課長と仲良くしてたから、邪魔したら悪いと思ったんだよ」

「はあ?なにそれ。自分だって女の子がまとわりついていたじゃない」

「俺はいいんだよ」

「なんでよ!」



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