同期に恋して 〜ずっと片思い〜

「涼真、守ってくれてありがとう」

「ちな……。じゃあ、今日から本当に俺と付き合ってくれる?」

「お願します」
そう言った私に、涼真はチュとリップ音をならしてキスを落とす。

「やべ、何もしないっていったのに。ちな見てるとつい。あの時も我慢できなかった」
帰りの車の事だと分かり、ちゃんと好きでキスをしてくれたことが嬉しかった。

「お返し」
そう言って、涼真の頬にキスをすると、真っ赤になった涼真がいた。

「あっ、あと……俺のうちで寝ているちなにも一度だけ、額にキスした」
酔って帰った日の事を思い出して、私は慌てて涼真を見た。

「あの日って……」
下着しか来ていなかった自分を思い出す。

「あれは!言っとくけど服はお前が自分で脱いだんだからな。幸せそうに眠るちなを見て俺がどれだけ我慢したか……」
ブツブツ言う涼真がかわいくて、私はもう一度涼真を見つめた。
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