同期に恋して 〜ずっと片思い〜

「涼真、ありがとう。大好き……だよ」
ずっと言いたかった言葉をようやく言えたが、あまりにも恥ずかしい。


「やばいよお前……それ反則」
涼真は自分の顔を手で覆うと、大きく息を吐いた。

「ケーキ!ケーキ食べよう。せめてクリスマスらしいことしたい」
そう言うと、涼真は買ってきた小さなケーキを取り出した。

1本しかついていないキャンドルに火をつけると、涼真はそっと私の手を握りしめた。

「ちな、メリークリスマス」

「メリークリスマス涼真」

かなり恥ずかしい気がするが、ようやく涼真と気持ちが通じ合って私は幸せな気持ちだった。








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