【完】無自覚な誘惑。〜俺だけを見てよ、センパイ〜
「大丈夫ですよ。それより、昨日は早くに休ませてもらって、ありがとうございました……!」
「い、いえ、静香さんには休んでもらわないといけなかったので……!というか、もう洗濯ほぼほぼ終わってますか……!?」
「はい、これで終わりです」
「すみません……あ、それじゃあ、朝食の支度を……」
「それも終わったので、この後はボトルの補給をしに行こうかと……」
健太くんは、さらに顔を青くした。
「静香さん……働きすぎです……す、すみません俺寝坊して……」
頭を抱えている健太くんに、なんだかこっちの方が申し訳なくなった。
「い、いえ……!本当に気にしないでください……!」
むしろ、休んだ分もっと働かせてほしいくらいなのにっ……。