嘘の続きは
首に胸元にちくりちくりとチリチリした痛みを感じて甘い海に漂っていた私の意識が急浮上した。
夢じゃない!!
はっとして状況を確認すると、黒の高そうなレザーソファーに押し倒されていてブラウスのボタンはいくつか外され胸元に真島さんの唇が当たっている。
「待って、待って。だめ、こんなのだめ」
慌てて私の胸元に口を寄せている真島さんの両肩を押しながら身体をよじる。
こんなのあり得ない。
「いくら忙しくて女の人に飢えててもこんなの違うでしょ。真島さん女の人に困ってないでしょう。こんなこと勢いでするのよくない。絶対に後悔するよ」
真島さんの動きがピタリと止まった。
「朋花・・・悪かった」
身体を起こして私から少し離れて頭を抱えてしまった真島さんを横目に見ながらはだけた胸元を急いで合わせる。
「私、帰るから荷物ちょうだい」
乱れた呼吸とブラウスを直しながら声をかけても真島さんは俯いたまま返事をしてくれない。
「ね、ちょっと酔っただけでしょ。気の迷いよ。私、気にしないから大丈夫。もう忘れたし、何にもなかった。ね?」
わざと明るい声を出してみたけれど、こっちを向いてくれない。
夢じゃない!!
はっとして状況を確認すると、黒の高そうなレザーソファーに押し倒されていてブラウスのボタンはいくつか外され胸元に真島さんの唇が当たっている。
「待って、待って。だめ、こんなのだめ」
慌てて私の胸元に口を寄せている真島さんの両肩を押しながら身体をよじる。
こんなのあり得ない。
「いくら忙しくて女の人に飢えててもこんなの違うでしょ。真島さん女の人に困ってないでしょう。こんなこと勢いでするのよくない。絶対に後悔するよ」
真島さんの動きがピタリと止まった。
「朋花・・・悪かった」
身体を起こして私から少し離れて頭を抱えてしまった真島さんを横目に見ながらはだけた胸元を急いで合わせる。
「私、帰るから荷物ちょうだい」
乱れた呼吸とブラウスを直しながら声をかけても真島さんは俯いたまま返事をしてくれない。
「ね、ちょっと酔っただけでしょ。気の迷いよ。私、気にしないから大丈夫。もう忘れたし、何にもなかった。ね?」
わざと明るい声を出してみたけれど、こっちを向いてくれない。