嘘の続きは
うん、どうするつもりだったんだろう?
「真島さんが朋花のことが好きだっていうことに気が付いていたから、正直自分に妹の婚期がかかってると思うとちょっと焦ったけどね。
いいタイミングで隼人さんに出会えてよかったわ。隼人さんに出会わなかったら私は結婚なんかしてなかったかも」
「え、お姉ちゃん真島さんの気持ち知ってたの?いつから?」
姉の口からさらっと出た言葉に衝撃を受けた。
「あら、知ってたわよ。朋花の気持ちも真島さんの気持ちも」
びっくり過ぎて言葉が出ない。
「両想いだってずっと知ってたけど。朋花のは初恋が真島さんでしょ。
子供が身近な大人に恋してしまうのはある意味当然と思っていたから。でもその先もしかして視野を広げて世間を見ればもっと朋花に合う人が見つかるかもしれないと思って黙っていたの。
それに、真島さんが朋花のことを女性として気にしてるって気が付いたのは朋花が真島さんのことを避け始めたここ数年の話だったし。すれ違ってるの知ってて様子見ててごめんね」
私も複雑だったしねと困った顔をした姉に
「お姉ちゃんも真島さんのことを好きだった?」と思い切って聞いてみた。
「あー、無いわー。それはない。
家族にはなれるけど、恋愛関係にはなれないもの。私と真島さんは特別な関係だけど、朋花が心配するような男女間の愛じゃない。どっちかというと兄と妹とか父と娘」
私のことは心配しなくていいのよと姉は優しく言った。
「管理職になったくせに私の現場に顔出してたのは私から朋花の情報を手に入れるためだったんだから。だったら早く朋花を自分のものにすればいいのに、”真紀のこの先を見届けないと”とかわけわかんないことばかり言ってなかなか動かないし。でも朋花が影武者するって決まった時に一番喜んだのは真島さんだったと思うわ」
「真島さんが朋花のことが好きだっていうことに気が付いていたから、正直自分に妹の婚期がかかってると思うとちょっと焦ったけどね。
いいタイミングで隼人さんに出会えてよかったわ。隼人さんに出会わなかったら私は結婚なんかしてなかったかも」
「え、お姉ちゃん真島さんの気持ち知ってたの?いつから?」
姉の口からさらっと出た言葉に衝撃を受けた。
「あら、知ってたわよ。朋花の気持ちも真島さんの気持ちも」
びっくり過ぎて言葉が出ない。
「両想いだってずっと知ってたけど。朋花のは初恋が真島さんでしょ。
子供が身近な大人に恋してしまうのはある意味当然と思っていたから。でもその先もしかして視野を広げて世間を見ればもっと朋花に合う人が見つかるかもしれないと思って黙っていたの。
それに、真島さんが朋花のことを女性として気にしてるって気が付いたのは朋花が真島さんのことを避け始めたここ数年の話だったし。すれ違ってるの知ってて様子見ててごめんね」
私も複雑だったしねと困った顔をした姉に
「お姉ちゃんも真島さんのことを好きだった?」と思い切って聞いてみた。
「あー、無いわー。それはない。
家族にはなれるけど、恋愛関係にはなれないもの。私と真島さんは特別な関係だけど、朋花が心配するような男女間の愛じゃない。どっちかというと兄と妹とか父と娘」
私のことは心配しなくていいのよと姉は優しく言った。
「管理職になったくせに私の現場に顔出してたのは私から朋花の情報を手に入れるためだったんだから。だったら早く朋花を自分のものにすればいいのに、”真紀のこの先を見届けないと”とかわけわかんないことばかり言ってなかなか動かないし。でも朋花が影武者するって決まった時に一番喜んだのは真島さんだったと思うわ」