嘘の続きは
「今さらやめるとか遅いだろ」
突然リビングのドアが開き、艶のある低音ボイスが私たち姉妹の耳に流れ込んできた。
「隼人さん」
「お義兄さん」
まだ”お義兄さん”と呼ぶのも恥ずかしい超イケメン俳優の西隼人が大きな紙袋を片手にリビングに入ってきた。
「おかえりなさい」
姉が嬉しそうに頬を緩めてスッと立ち上がり自分の夫である西隼人のもとに向かう。
そんな妻の姿に微笑みながら姉の腰に手を回し自らに引き寄せて「ただいま。奥サン」と軽くキスをしているお義兄さん。
何だか恥ずかしい。
姉夫婦にとっては日常なんだろうけど、私から見たら目の前で映画のワンシーンが再現されているような錯覚を覚えてしまう。
いつかのドラマで見たことがあるようなシーンだな・・・なんて思いつつ、本当に絵になる二人だと再認識。
流石、日本を代表するイケメン俳優と女優。
夫婦のイチャイチャ挨拶が終わると「いらっしゃい、朋花ちゃん」とお義兄さんが私に声をかけてくれた。
「お邪魔してます。お義兄さん」
西隼人という俳優さんと自分が家族であるという距離感に馴染めなくて、お義兄さんと呼ぶのもくすぐったくてちょっと俯いてしまうのは許して欲しい。
えへへっと照れ隠しに笑みを浮かべるとお義兄さんは「うーん」とうなり声をあげた。
突然リビングのドアが開き、艶のある低音ボイスが私たち姉妹の耳に流れ込んできた。
「隼人さん」
「お義兄さん」
まだ”お義兄さん”と呼ぶのも恥ずかしい超イケメン俳優の西隼人が大きな紙袋を片手にリビングに入ってきた。
「おかえりなさい」
姉が嬉しそうに頬を緩めてスッと立ち上がり自分の夫である西隼人のもとに向かう。
そんな妻の姿に微笑みながら姉の腰に手を回し自らに引き寄せて「ただいま。奥サン」と軽くキスをしているお義兄さん。
何だか恥ずかしい。
姉夫婦にとっては日常なんだろうけど、私から見たら目の前で映画のワンシーンが再現されているような錯覚を覚えてしまう。
いつかのドラマで見たことがあるようなシーンだな・・・なんて思いつつ、本当に絵になる二人だと再認識。
流石、日本を代表するイケメン俳優と女優。
夫婦のイチャイチャ挨拶が終わると「いらっしゃい、朋花ちゃん」とお義兄さんが私に声をかけてくれた。
「お邪魔してます。お義兄さん」
西隼人という俳優さんと自分が家族であるという距離感に馴染めなくて、お義兄さんと呼ぶのもくすぐったくてちょっと俯いてしまうのは許して欲しい。
えへへっと照れ隠しに笑みを浮かべるとお義兄さんは「うーん」とうなり声をあげた。