嘘の続きは
え?何だろう、何かダメだった?
西さんから「お義兄さん」と呼んで欲しいと言われたのは姉夫婦が入籍した日だった。
だから今日まで何度も「お義兄さん」と呼んでいたけどやっぱりまずかったのだろうか。
「ごめんなさい。やっぱりお義兄さんなんてちょっと図々しい呼び方ですよね。西さんにもどします」
「いや、そうじゃない」
慌てて謝罪した私に”お義兄さん”は即座に否定して姉は笑い出した。
「朋花、隼人さんは”お義兄さん”って呼ばれて嬉しいんだから。何度でも呼んであげて」
え?
「いいんですか?」
「いいも何も呼んで欲しいって言ったのはこっちだし。実際呼ばれると嬉しいなと思って感動して」
「隼人さんたらもうっ。ドラマじゃ何度も可愛い妹がいたでしょうに」
「ドラマは所詮作り物だろ。朋花ちゃんは本物の家族だからね」
姉と義兄は顔を見合わせて笑っていて私も嬉しくなる。
西さんから「お義兄さん」と呼んで欲しいと言われたのは姉夫婦が入籍した日だった。
だから今日まで何度も「お義兄さん」と呼んでいたけどやっぱりまずかったのだろうか。
「ごめんなさい。やっぱりお義兄さんなんてちょっと図々しい呼び方ですよね。西さんにもどします」
「いや、そうじゃない」
慌てて謝罪した私に”お義兄さん”は即座に否定して姉は笑い出した。
「朋花、隼人さんは”お義兄さん”って呼ばれて嬉しいんだから。何度でも呼んであげて」
え?
「いいんですか?」
「いいも何も呼んで欲しいって言ったのはこっちだし。実際呼ばれると嬉しいなと思って感動して」
「隼人さんたらもうっ。ドラマじゃ何度も可愛い妹がいたでしょうに」
「ドラマは所詮作り物だろ。朋花ちゃんは本物の家族だからね」
姉と義兄は顔を見合わせて笑っていて私も嬉しくなる。