嘘の続きは
高校生になると、下校中や買い物中などにスカウトだったり、芸能記者などに声をかけられることが多くなってきて、その度に真島さんに連絡して対応してもらっていた。
その頃になると、真紀には常にサブマネージャーが付き添っていてもう真紀の全ての現場に真島さんが立ち会うわけではなくなっていたから、私が連絡すると彼急いで私の元に駆けつけてくれるのだ。
「朋花ちゃん、大丈夫だったか?」
私のことを上から下まで目で確認をして無事を確かめて「連絡してくれてよかった」と頭をポンとしてくれるのだ。
その瞬間胸がキューンとしてたまらなかった。
大学生になるとさすがにしつこく声をかけられる程度で毎回彼に連絡するわけにもいかない。
スカウトなどは自分で丁寧にお断りしたりして対応するのだけれど、芸能記者の扱いだけはどうにも難しく苦手だった。
特に、真紀が二十代半ばになり恋愛がらみの報道が出た後などは。
真紀は二十歳を過ぎたころから都心のマンションで一人暮らしをするようになっていて姉のプライベートがどうなっているのかなんて妹にはわかるはずもない。
なのに、芸能記者は私の元や実家にも来るのだ。
コメントを求められただけならいいけれど、自分自身にカメラが向けられた時などどうしたらいいのかわからない。
以前から勝手に撮影された時はどこの会社の記者なのかを聞いておくように指示されていた。そんな時は仕方なく口を開き会社名を聞き出して真島さんに連絡して対応をお願いしていた。
「朋花ちゃん、心配しなくて大丈夫だから。朋花ちゃんのことはきちんと守るから」
クールな真島さんの口からその言葉を聞くたびに心が甘いもので満たされるようだった。
その頃になると、真紀には常にサブマネージャーが付き添っていてもう真紀の全ての現場に真島さんが立ち会うわけではなくなっていたから、私が連絡すると彼急いで私の元に駆けつけてくれるのだ。
「朋花ちゃん、大丈夫だったか?」
私のことを上から下まで目で確認をして無事を確かめて「連絡してくれてよかった」と頭をポンとしてくれるのだ。
その瞬間胸がキューンとしてたまらなかった。
大学生になるとさすがにしつこく声をかけられる程度で毎回彼に連絡するわけにもいかない。
スカウトなどは自分で丁寧にお断りしたりして対応するのだけれど、芸能記者の扱いだけはどうにも難しく苦手だった。
特に、真紀が二十代半ばになり恋愛がらみの報道が出た後などは。
真紀は二十歳を過ぎたころから都心のマンションで一人暮らしをするようになっていて姉のプライベートがどうなっているのかなんて妹にはわかるはずもない。
なのに、芸能記者は私の元や実家にも来るのだ。
コメントを求められただけならいいけれど、自分自身にカメラが向けられた時などどうしたらいいのかわからない。
以前から勝手に撮影された時はどこの会社の記者なのかを聞いておくように指示されていた。そんな時は仕方なく口を開き会社名を聞き出して真島さんに連絡して対応をお願いしていた。
「朋花ちゃん、心配しなくて大丈夫だから。朋花ちゃんのことはきちんと守るから」
クールな真島さんの口からその言葉を聞くたびに心が甘いもので満たされるようだった。