嘘の続きは
「夕方のテレビに出たのは真紀の策略じゃないだろうな」
「やだっ、もちろんあれは私のせいじゃないわよ。偶然よ、偶然。
だいたい、あの子たちってば似たもの同士っていうかお人好しのところがそっくりなのよ。駅前でたまたま出会った若い女の子のADに泣きつかれて仕方なく街頭お天気コーナーに出たって言ってたわ」
そんなことだと思っていたが、やっぱりそうか。
「そんなことで真島さんは怒ったりしないでしょ?」
「ああ」
もちろんだとも。
「SNSで発信されちゃったから、私もさすがにちょっとまずいことになったなって自覚があるのよ。だからこそ真島さんに連絡したんだから。
夕方、ヒロトからも電話があったわ。タカトも心配してるらしいけど、今夜は果奈ちゃんの自由を尊重して見逃してくれてるの。まぁ、明日の夜は無理でしょうけどね」
ふふふと笑う声に多少の悪意を感じないでもない。
タカトは常々彼の姫を真紀が連れ出すことを嫌がっている。
姫を可愛がりたい真紀はそれが不満で、なかなか姫を真紀とのお出かけに許可を出さないタカトのことを根に持っているのだろう。
「やだっ、もちろんあれは私のせいじゃないわよ。偶然よ、偶然。
だいたい、あの子たちってば似たもの同士っていうかお人好しのところがそっくりなのよ。駅前でたまたま出会った若い女の子のADに泣きつかれて仕方なく街頭お天気コーナーに出たって言ってたわ」
そんなことだと思っていたが、やっぱりそうか。
「そんなことで真島さんは怒ったりしないでしょ?」
「ああ」
もちろんだとも。
「SNSで発信されちゃったから、私もさすがにちょっとまずいことになったなって自覚があるのよ。だからこそ真島さんに連絡したんだから。
夕方、ヒロトからも電話があったわ。タカトも心配してるらしいけど、今夜は果奈ちゃんの自由を尊重して見逃してくれてるの。まぁ、明日の夜は無理でしょうけどね」
ふふふと笑う声に多少の悪意を感じないでもない。
タカトは常々彼の姫を真紀が連れ出すことを嫌がっている。
姫を可愛がりたい真紀はそれが不満で、なかなか姫を真紀とのお出かけに許可を出さないタカトのことを根に持っているのだろう。