嘘の続きは

「とにかく自分で何とかするから、真紀は何も動くな。頼むから」

「本当ね。本当に動くのね？」

「今回のことでタカトと姫のことをある程度情報を開示していく方向でカタをつけることに決まったしな。真紀たちの結婚式に関しても俺が現場の陣頭指揮をとることもないから、今度こそ朋花との時間を作るつもりだ」

だからお前は余分なことをするな、と言い含めた。

真紀は不服そうな顔をしたけれど、旦那にも宥められてようよう納得した。

俺の方もそろそろ限界だ。

いっそのこと外堀埋めて朋花を連れ去ってしまおうか。