湖都子のポエム10
きっかけは……隣の席
一緒にいると心地よかった
私の孤独を癒したのは彼女だった

ずっと……いつも……仕方ない
これでいいって……
友達を作ることを諦めていた

心の中の暗闇の中
彼女は光る
まるで太陽のように光ってる
______________________________________________
学校生活なんてつまらない。学校に行く意味なんてあるの?何のために学校行ってんだろう?奈々ちゃんに出会うまでは、そう思っていた。

人見知りで、ずっと友達ができなかった。いつも一人で、孤独だった。昔から感情表現が乏しいって言われてるけど、楽しくないわけじゃないし、悲しくないわけじゃない。

一人で本を読んでいた時、隣の席の奈々ちゃんが話しかけてくれた。最近は一緒に話すことが増えた。いつも笑顔で明るくて、まぶしかった。たいしたことを話すわけじゃないけれど、そんなささいなこともうれしかった。今まで感じたことのない幸せな毎日を過ごしていた。

「最近、隣の席の子と仲いいね。」
「うん。恵美里ちゃんは、高校で初めてできた友達なんだ」
友達って言ってくれた。すごくうれしかった。奈々ちゃんは、私にとってかけがえのない友達だよ。

奈々ちゃんに出会えて、初めて感じたことのない幸せを感じた
< 8 / 19 >

この作品をシェア

pagetop