〈秘密な身体〉私がモテた理由
律沙さんの事、忘れていた訳ではない……





だけど、幸せの方が大きくて、司のお見合いの話は私の中では薄い記憶になっていた…






『こんにちは~!』




とオフィスのドアを開けて、妙に明るい声で入って来た。





『おっっ!律沙…どしたんだよ…会社に来るなんて珍しいね~』




なんて、私のデスクまで聞えてくる、律沙さんと司の会話…







やだ……
二人の姿にまた…







嫉妬しちゃうじゃない…………私!



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