泣き虫な僕達へ
その日は、学校が終わり友達を家に招く予定だった。(部屋を綺麗にしていれば、急に連れて行って大丈夫だった。)

友達を玄関前で待たせて、ドアを開ける。

ガチャッ。

(あれ…チェーンかかってる)

ピンポーン。
ガチャッ。

「あ、お母さん。ただいま。なんでチェーンかけてるの?友達来たんだけど入れていい?」

「ごめん…。今日は帰ってもらって。別のとこで遊んでおいで。」

「え、駄目なの?わかったぁ…。」

玄関前に戻って、友達に謝り、その子の家で遊ぶことになった。

「今日は来てもらったのにごめんね。お邪魔しました。」

「全然大丈夫だよ!!どうしたんだろうね?」

「うーん。なんかお母さん怖かった。」

少し冗談っぽく言う。

「えー気のせいじゃない?」

そんな事を話して、自分の家に帰った。




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