秘密の出産が発覚したら、クールな御曹司に赤ちゃんごと愛されています
今まで散々女性といい雰囲気になっても、その気になれなかったのに、どうして友里にだけこんなに――
そのあとは、考えるのをやめた。
この気持ちは抑圧することはできない。どれだけ彼女を拒んで冷たくしようとしても、気になってしまう。心は思い通りにならないのだ。
友里が好きだ。今でも変わらず彼女を愛している。
正直に認めざるを得ない。
そして諦めるしかない。どれだけ求めても、友里が俺の恋人に戻ることはないのだ。