秘密の出産が発覚したら、クールな御曹司に赤ちゃんごと愛されています
「樹里……今、俺のこと、パパって呼んでくれた?」
「うん。なおくんは、樹里のパパでしょ?」
最初に直樹と出会ったときは、彼のことを父親だと言っていなかったため、直樹のことを「なおくん」と呼んでいた。
父親だと告げたあともそのままの流れで「なおくん」だったのだけど――
「パパ、だいすき」
そう言って、樹里は直樹に抱きつく。
思わず涙ぐむ直樹は、小さな体をぎゅっと抱き締めた。
「俺も大好きだよ。樹里のことも、ママのことも愛してる」
私の体も引き寄せ、三人で……いや、四人で抱き締め合う。
これからはずっと、一緒にいよう。
もうこの手を離さない、絶対に。
「うん。なおくんは、樹里のパパでしょ?」
最初に直樹と出会ったときは、彼のことを父親だと言っていなかったため、直樹のことを「なおくん」と呼んでいた。
父親だと告げたあともそのままの流れで「なおくん」だったのだけど――
「パパ、だいすき」
そう言って、樹里は直樹に抱きつく。
思わず涙ぐむ直樹は、小さな体をぎゅっと抱き締めた。
「俺も大好きだよ。樹里のことも、ママのことも愛してる」
私の体も引き寄せ、三人で……いや、四人で抱き締め合う。
これからはずっと、一緒にいよう。
もうこの手を離さない、絶対に。