隣人はクールな同期でした。
「最終的には仕事だからって事で
なんとか許可したみたいだけど
ほぼ強制的だったからアイツ不機嫌だったよ」
まぁそうだろうな。
すっごいその表情が頭に浮かぶよ。
でも副編集長って立場的にも仕方ないのは
本人も理解してんだろうね。
「アタシも打ち合わせで2人に合わないと…」
モデル2人にコンセプトとかテーマとか
考えてる事を聞かないといけないし…
きっと早乙女さんの事だから
煌月とデートしてるイメージや想像で話すんだろうけど。
「煌月と2人きりになるのは
俺的にはイヤだな」
何、いきなり。
元カレにそんな事を言われたけれど…
どういう意味よ。
「いくら長い付き合いとは言え
仕事と私情は分けてな?」
「は、はぁ…」
仕事と私情を分けろって言われても…ねぇ。
混在した事もないし
考えた事すらなかったわ。
「俺まだお前を諦めたワケじゃないし
煌月に取られたくないから」
こ、告白ですか…。
非常に返答に困ります。
そしてなぜそこで
煌月が出てくるのか不思議で仕方ないです。