隣人はクールな同期でした。

「Don't disturb me.
 It's none of your concern.」
 (邪魔しないでくれ。君には関係ないだろ)

「It's not gonna happen.
She's My Lover
Get your hands off.」
(そうはいかない。そのコは俺の彼女だ。その手を放せ)


なんだ…?
何の会話してるかさっぱりわからないけど…
すげぇバチバチしているように思える。


「Oh.sorry
 I didn’t know that.
forgive me.」
 (すまない、それは知らなかったんだ。許してくれ)


話が済んだのか
慌てた様子で男はアタシを解放。
すぐさまその場から立ち去っていく。

陽向さんはいったい何を言ったんだ?


「大丈夫だったか?」

「あ、はい…
 ありがとうございます…」


何があったのか
どんな話で終わったのか
未だによくわかっていませんが。


「まったく…
 どうしてナンパ男について行ったんだよ」

「え?
 ナンパだったの?」


どおりでグイグイ系だったワケか。←鈍い。


「まさかセツナ…
 知らずに連れて行かれようとしたのか!?」

「英語わからなくて…アハハ」


なーんて笑って誤魔化してたけど
呆れた様子の陽向さん。


「やっぱりそうだったのかぁ~…」


深い溜め息が絶大に聞こえます。

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